ノートルダム大聖堂火災から見る世襲による社会の崩壊

ノートルダム大聖堂火災から見る世襲による社会の崩壊


ノートルダム大聖堂と言えば世界でも有数の伝統的建造物

名前くらいは誰もが聞いたことはあるだろう

そのような歴史的建造物の工事を任されるのはどんな会社なのだろうか?

簡単に想像できることは国家権力に近い存在

つまり世襲と表現できるであろう富裕層の会社である


フランス革命後に民衆が王政を倒し1800年代初頭帝政へと移行した

何が違うのかわからないが民衆から王が誕生したということだろう

かの有名なナポレオンだ

私の辞書に不可能という文字はない、といったとか

その後に何度も破滅を繰り返している

そして自由の国フランスが出来上がる


自由が叫ばれると言うことはつまり世界にもれなく資本主義の末に起こる資本格差による差別的社会が幕を開けているということ

これらの問題点についてはいつも口が酸っぱくなるほど伝えているので簡単に説明する

資本主義はお金を持っている人が成功しやすい

かなりの確率であり、その差は徐々に開き続ける

その資本格差が教育格差を生み犯罪率にも直結する

創業当時の熱意も程ほどに計算などに従事する行政的な人間が富を独占し始める

すると少しづつ現場の人間は疲弊し技術の伝承もおろそかになる

若者が育たないのだ

そして三世代ほどいけば現場のことなどほぼ知らない人々が会社を運営し始める

知っていてもわかった気になっているだけ

同じ釜の飯を食べるわけではない

それが大企業であればなおさらだ


少しづつ不具合が生じてくるがすでにインフラの役割すら担い雇用を守るためにもつぶれてもらっては困ると国が援助し始める

そして今度は国家の財政を圧迫し始め国民もろとも疲弊を始める


現実に需要と繋がった生産物を作ることができないのだ

もう必要ないものを一番売れていたところを目指して作り始める

全てが細分化された横の繋がりの浅い集合体

全てにロスが生じどんどん追い詰められていく

全ての負担を現場に押し付けて


そして現場の人間はどんどん無責任になっていく

正直どうでもいいのだ

首にはなりたくないがやる気もないし責任もない

自分のポジションのことしか知らないし知る必要もない

職人であれば当たり前のことが伝達されていない

プロ意識が育たない


それもそのはずだ

経営陣から何から何まで全ての人が無責任なのだから

自分事でない

自分の会社だけれども自分と離れた部署のことは知らない

ただ真面目に仕事する

誰も悪くない


そう、仕組みが悪いのだ


その仕組みを是正できるはずの経営陣はお金に目がくらみ卓上の理論でしかものを考えない

どんどん現場が廃れていく

失敗がある度に増える手続き

敏感になる世間からの声

全ての負担が現場に行くのに分配すらも減り始める


人間は誰もがこうなる

誰も悪くない


このような企業が日本では政治に直結している

たぶんフランスももれなく何かしらの強い権限がある

だから歴史的建造物の工事のような仕事がとれるのだから


こうして世界は維持することができなくなる

維持することが大きな負担となり始める

文明は少しのボタンの掛け違いで保全できなくなる

こうしてどんどん崩壊する

頑張っても頑張っても間に合わない


搾取が止まらない以上

無駄なプロセスを大切にする以上

民衆が揚げ足をとる以上


誰も悪くない

誰も良くない