西成ブランドの終焉は日本の平等化の現れ

西成ブランドの終焉は日本の平等化の現れ


https://www.asahi.com/amp/articles/ASM4M05FXM4LUCLV00V.html


この記事を読んでいて感じたことがある

西成というある種の日本の一番DEEPな世界を垣間見ることができた大衆の産み出した文化とも言える感性がある種の幕を閉じた


この事自体は喜ばしいことだし、そうでなければならないと思う


彼らは先祖が徳川などの子孫で部落民からの迫害や弾圧の対象とされている

徳川時代に差別階級ができたと教えたからだ

これについては実際には嘘であることが明らかとなっている

しかしこの事を語ることすらも弾圧の対象となるので長らくは封印されてきた


そんな強烈な迫害や弾圧にあってきた人々が織り成す、より野生に近い人間社会が西成にはあったのだと思う

著者が訪ねた頃には既に橋下徹さんの力により海外からの観光客なども多く片鱗を見る程度でしかなかったようだ

その日暮らしで生きていて朝に仕事に行くかを決める

その日にお金をもらえば夜にはパチンコやお酒に消えている

なにも考えなくていい

辛いことは忘れるだけ

笑い飛ばすことで生き抜くことができたのだ


西成には5年ほど前に行ったことはあるという程度で二日ほど不思議な旅館に泊まった

いわゆる生活保護受給者などが利用している宿で破格の値段で提供されていた

しかし温泉の景色は以外と良く立地も西成だということさえ考えなければ一等地とも言える

そんな中で感じたのは昭和の古き良き世界

著者も広島で部落民からの嫌がらせに貧しい家庭で育ち自慢や蔑まれることを押し付けられたからなのか居心地が良かったし住民も肌が合う

何よりも自然と同じものを感じた

細かいことは気にしないけど変なところできれい好きだったり、日本人ってこんな感じだと思った


そんな大阪は喜怒哀楽を越えた笑いという感覚を極限まで極めざる終えなかった

世界では未だ認められていないようだがこれは世界に先駆けた日本の宝だと思う

いずれ世界が気づき始めたときには吉本興業は何十倍にも膨れ上がる一大企業になるはずだ

文化的に世界は笑いのセンスが違うという人もいるけど時代が追い付いていないだけだと思う

僕がお金持ちなら株を買いたい所だけど冗談でわざと倒産とかしそうだから悩ましいところだ


その笑いの根幹にあったのが西成などの極貧と日本で二番手とも言える都会の織り成す強めのグラデーションだろう

このグラデーションこそが痛みの正体であり悦びであり、笑いを極めざる終えなかった大阪色だと思う


そんな西成ではバカにされることがある種の誇りだったのだと思う

雨トークで小バカにするのは本当に貧しい時代を見てきた芸人であり愛のあるいわゆるお笑いなのだ

多分だけどその当時の西成の人もそんなに悪い気はしないと思う

それこそがある種の誇りであり西成ブランドだったのだ


しかし人間の正しさはそれを許さない

やがて新しい価値を求め始める

安心、安全、平和、調和


たぶん棲んでいた人々にとってもその方がいいし、日本のためにもその方がいい

だからこの朝日新聞の記事に文句なんて言いたい訳じゃないけどこんなことを言ってみたい


ご苦労様でした、西成